2012年を振り返って…

2012年、残すところあと2日。
振り返ると、今年はLIFE SPICE PROJECTの立ち上げが
私にとっては最も大きな出来事でした。

活動メンバーおよびお世話になった方、友人、先輩、
セッション#001に参加していただいたみなさま、
相談に乗ってもらった方、お話を聞いていただいた方、そして恩師にも。
感謝してもしきれません。

今年はお世話になり、本当にありがとうございました。

LSPを通じて、出会った縁をこれからも引き続き、
ゆるく、ときにはつよく、繋がっていられたら、と思います。

***

「自分にとって、何をすれば一番楽しくなるか」。
私は、そんなことばかり考えています。
仕事をするときもそうで、やるからには楽しくやりたい。
無理して、我慢して、つらい思いをすることが好きじゃない。

それが個々人の成長に繋がる、といえばその通りかもしれませんが
あくまでも自分の耐えうる範囲内の事象のみであり、
耐えられないことは、逃げてしまえばいいと思います。

「逃げる」という言葉に、否定的な意味合いが強く含まれがちで、
私もいままでは、逃げるなんて嫌だなあ、とずっと考えていました。
生真面目な分、自分はまっすぐでいたい、そんな信念があったのです。


だけど、「逃げてもいい」。今は心からそう思います。
なぜなら越えられない壁は、世の中にたっくさんあるから。
信じられないほど、そこらじゅうにあるから、です。

結局、自分で自分を縛っているのです。
「あれができない」「これができない」と語るのは、
できない未来を想定するから。

できる未来はもしかすると、別のレイヤーにあるかもしれない。
そこを想像すれば、壁は越えなくとも右の道に出口があるかもしれない。
左の道には協力者がいるかもしれない。

「かもしれない」という可能性は、原動力になる。
できない未来よりできる未来を想像したほうがわくわくします。
だから乗り越えられない壁から逃げることは、
まったくの悪じゃなくて、むしろ善にもなりうる。
そんなふうに、今のところ私は、考えています。

***

当事者意識をもつこと。これも、私にとっては重要なことです。

小中学校の頃、掃除当番を決めるときに
一番最後まで決まらないのが「トイレ掃除」の係でした。
汚いし、大変だし、絶対嫌だ。
皆が口にしなくても、心で思っているのは自明の事実。

学級委員長もそう。面倒くさいからやりたがらない。
文化祭の演劇の舞台監督も。まとめると責任が思いから嫌だ。

そんな空気が、昔から大嫌いでした。
だから、やります。ええ、私やります。
皆がやらないなら、私が仕切ります。


学生時代を振り返ればそんなことばかり、経験していたような気がします。
おかげさまで、色んな人の姿を見ることができました。

「あの子は言葉が悪いけど、ちょっとだけ手伝ってくれる」
「あの子は普段優しいのに、大事なときだけいない」

逆に、「だれかがやってくれるだろう」という
傍観者の感覚が私にはいまいちピンときません。


どうせやるなら、誰かについていくよりも自分でやったほうがいい。
そのほうが体験としての重みが強い。
どんなことでも、自分の出来事として考える。
日本の未来も、身近な交友関係も、全部自分の責任だと考えるのです。


ただ、自分が苦労を率先して引き受けることとは別物です。
責任とは、「どのような」「なぜ」「どうして」を考えるものです。
仕事だけを引き受けると、プラスマイナスで考えがちになってしまうので、
そうじゃなく、責任はもっと深いところで洞察する機会を得ることです。


そういう意味で、LIFE SPICE PROJECTは私に沢山の体験をさせてくれる。
そのかわり、めいいっぱい責任を背負おうと思っています。
乗り越えられなさそうな壁があれば、適度に逃げつつ。笑

「誰かが何かをしてくれる」ことに期待するよりも、
「自分が何かをできるかもしれない」ことに期待する。

出来る限りの当事者意識をもって、
いま、この日、一ヶ月、一年、そうして未来を生きていけたら。
ハっと気づいたとき、理想の現在が目の前に置かれているかもしれない。


・・・なーんて。
2012年の終わりに、自分に言い聞かせながら、書き記しています。


ということで、改めまして。本当に今年は大変お世話になりました。
1月はグルメセッション&セッション#002鈴木啓太さんの開催も決定しています!
こちらも引き続きよろしくお願いします!

それではみなさん、良いお年をお迎えください★


○yumihinoue○


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