九頭龍神社本宮・月次祭にて
日本には古来から、八百万の神様がいると言われています。
雨や風、太陽や万物に神様が宿っていて、それらを崇拝する気持ちが「八百万(やおよろず)」という表現をとるようになった、とか。
数字で書くと、八百万ですが実際は無数に存在するというほうが近いかもしれません。
神様は、普段私たちの日常生活を送る場所の近くにも存在しています。
それが「神社」、神様が祭られている場所です。
当ブログでは、その日本にある数多くの神社やお寺、
様々な場所の風景を写しとって、掲載していきます。
最初は、神奈川県足柄下郡箱根町にある「九頭龍神社」。
訪れたのは13日。月次祭(つきなみさい・つきなみのまつり)が開かれた日でした。
月次祭とは、神事のひとつです。
当神社に至っては隣に位置している芦ノ湖に
九頭龍の神様が降りてくると言われています。
すべての人々が豊かに生活できるよう、御加護を祈願することに加えて
個人的なお願いごとも一緒にご祈祷することができます。
近頃九頭龍神社では、開運・縁結びのパワースポットとして有名だそうですよ。
その人気もあってか、九頭龍神社参拝船には
沢山の若い女性たちや夫婦・家族などが見受けられました。
お祭りは午前10時から開始。
・式次第と解説
・修祓(しゅぱつ)
→神饌(しんせん/おそなえもの)と玉串、奉仕者、参列者のおはらい
・宮司一拝(ぐうじいっぱい)
→一番はじめのご挨拶
・献線(けんせん)
→神様にお供えをささげること
・大祓詞奏上(おおはらいしそうじょう)
→つみやけがれを祓うための祝詞(のりと)
・祝詞奏上(のりとそうじょう)
→神様をたたえるこころを表現した祝詞
・祈願詞奏上
→ご祈祷のこと
・玉串礼拝(たまぐしれいはい)
→代表にあわせて二拝二拍手一拝
・撤饌(てっせん)
→お供えをさげること
・宮司一拝
→お祭りのおわりのご挨拶
以上の流れで、九頭龍神社の月次祭は終わります。
続いて弁財天社でも月次祭は行われ、こちらで参列するか、
もしくは九頭龍神社に改めて参拝するかは自由となっています。
おおよそ1時間くらいの流れ。
参拝者はずっとその間、神社を囲って立ちっぱなしとなります。
ただし、横の小さな休憩所で座っての参拝も可能とのこと。
正直1時間はあっという間、でした。
印象的だったのは、ご祈祷の最中。
不思議な事に湖畔が「ざああ・・・」とゆったり、おおきく音をたてたのです。
それを耳にしたのは、私だけでなく周囲の方もでした。
「九頭龍様が芦ノ湖に降りてきたのかな」なんて、想像は膨らむばかり。
よこしまな願い事は叶わない。
ただ「叶えさせたほうがいいな」と思うことなら神様は耳を傾けてくれる。
信じることは、願いに力を添えます。
その後、箱根神社にご参拝してご祈祷神札と龍神水を頂きます。
本来ならば箱根神社→九頭龍神社の順に参拝するそうですが、
箱根神社の神様に「後ほどご参拝させていだだく」旨をご挨拶していれば
神様もきちんと理解してくれる、そうですよ。
自分にとっての「相性の良い神社」は、誰しも必ずあると思っています。
「相性の良い神社」は社をくぐったときに、はっ、と気づかされるのです。
目の前に見える景色や自然、または自分自身の言動や普段の姿を
改めて、見よう考えようと、強く意識するようになるのです。
それは個人的な印象ですが、別の捉え方もあり、人によって様々だと思います。
「パワースポット」や「人気」「話題」など言葉だけに乗せられて参拝するよりも
何も考えないで、自分の信じるままに、感じるままに参拝できれば、
今以上に違ったものが見えるようになるのかもしれません。
それはなにも、神社だけの話ではないですよね。
史跡や自然の多い場所などでも、当てはまると思います。
更に自分だけの神様が存在する場所を見つけることは、
何気ない日常に、ちょっとだけプラスな気持ちを持たせてくれるかもしれません。
「行く」ことは、「呼ばれる」こと。
行くと決めた時点で、その神様が私たちを引き寄せているということです。
つまり、「気になる!」と思ったその小さな心の動きが、
日々の生活を豊かにする大きな「きっかけ」になるのだと、私は思います。
【yumihinoue】
Comments
初めまして。面白そうなサイトだな!と思い本田直之さんのFBページから飛んできました。
うんうん!確かに!と感じることが沢山あったのでコメントさせて頂きます♪
自分の波長に合う場所、ありますよね。
記事に書かれている様な、そこに入った瞬間、ぱっと感じるものがあってパワーチャージできる空間。特に何もしていないのにそこにいるだけで何だか疲れちゃう空間。
この記事を読んで、
改めて自分の感性に合う場所って大切だなーと実感できました。ありがとうございました♡
>ayumiさま
初めまして!今回ブログを担当したyumihinoueです。
早速のコメントありがとうございます♪
自身のパワースポットは、気持ちを高めてくれたり落ち着かせてくれたりしますよね!疲れる空間も然りで、私の場合ある道を通ると必ず悪い運気がやってくる、という好ましくない空間もあります。笑
結局のところ「自」対「外」なんだと思います。自己と向き合うことで外を知り、外を知ることで自己をより深く理解するというか。周りの大多数がどう、というものは、参考程度にしかならないのかな、なんて。
このたびはコメントありがとうございました♪
引き続き、LIFE SPICE PROJECTをよろしくお願いします*゚..:。: